銀英伝はスパロボに参戦できるのかという話

備忘録というか、ヒマつぶしに考えたことの整理として。

 

 

さて第一に「権利的に可能か?」という点。

これはおそらく石黒版、ノイエ版ともに可能だと思われます。

ちょっと古い話ですが、2008年にバンダイナムコから

石黒版のPCゲームが発売されていますし、

コーエーテクモは今年、三国志14ならびに真・三国無双8でコラボしています。

ほかゲーム以外でもコラボを行っており、比較的この種の企画に寛容な印象ですから。

 近年のスパロボは海外(韓国台湾香港シンガポールなど)での販売を行うので

海外での権利事情も絡むため、そこが不確定要素ではありますが。

 

なお、らいとすたっふの安達裕章氏は、20年3月12日の公式放送において

上記以外にもコラボ企画がいろいろ進行中であるとおっしゃっています。

スパロボも期待していい!?

 

 

 

では参戦可能だとして、石黒版とノイエ版はどっちが有力かという話。

結論から述べれば、現時点では石黒版だと思います。

 

石黒版は物語をひと通りアニメ化しています。

つまりキャラクターやメカニック、

そのほか小物等のデザインが不足なく存在します。

英伝は長編ですから、スパロボですべてを扱うことは不可能です。

したがってどこかを切り取らなければなりませんが、

その取捨選択の幅が広ければやりやすいでしょう。

「ロボットアニメじゃなくてもいいんじゃないか枠」の作品の

再参戦は難しいと思われ、この点が非常に重要だと考えます。

ネックは古いことですが、

展開期間は88年から2000年まで、主に90年代がメインの作品ですので

今のスパロボでは古すぎるとは言えないでしょう。

 

 

ノイエ版はその逆になります。

新しいという一点に於いて優位ですが、

しかし、原作でいえば第二巻までしか映像化されていない以上、

全般的に素材が不足しています。

具体的には、あのオーベルシュタインの犬が出てない……というのは冗談ですが

 原作の中盤から後半にかけて重要な役割を担う、

あのひとやこのひと(ネタばれ配慮)もまだ出てないのは、やはり……ね。

お話自体は、原作の使用許諾も得てそこから持ってくればいいかと思いますが、

取捨選択の幅が狭いのは否めないでしょうし。

また同盟軍の装甲服や帝国軍のパイロットスーツといった小物も未登場ですので

かゆいところに手が届かない、作りにくい感があります。

 

あともうひとつ、商売的な話として、

石黒版で参戦させておいて、のちノイエ版で再参戦するという手はいけるでしょうが、

その逆はやりにくいのでは?ということもありますが。