次の「ロボットアニメじゃなくてもいいんじゃないか」枠はなにかという話:2

前回の続きを……って、前回は一年近くまえですか。

 

前回は、巨大ヒーロー作品ならウルトラシリーズである、という話でしたので、次は等身大ヒーローをあつかいましょう。「等身大ヒーロー」の定義としては、作品のメインになるガジェットが、一人の人間が持てる・着れるていどサイズに収まるもの、とします。

 

さて巨大ヒーローがウルトラマンなら、ではこちらは仮面ライダーシリーズが最有力……とは限りません。等身大ヒーローは巨大ヒーローと違い、該当する作品はアニメにも豊富にあります。既参戦作品であれば、テッカマンブレードがそれにあたりますが、一方で仮面ライダーにはアニメ作品はありませんからね。

 

ただ「生身の人間と生身の人間が戦う」作品は、あまりないかなと思います。敵役が怪人や怪物、せめてパワードスーツなどに乗っている作品のほうが有力でしょう。他のロボットアニメの主人公たちが、巨大ロボットに乗って生身の人間を倒すのは、絵面としてよくないでしょうし。まあ、イクサー2やジャック・スミスのような、見た目はふつうの人間、という前例もあるので、絶対ではないと思いますが。

 

なので、等身大ヒーローもの作品からは、変身ヒーローもの(バトルスーツものを含む)でしょうか。特撮ならば仮面ライダーや、巨大ヒーローとの中間としてスーパー戦隊シリーズ。アニメならば……これは前述のようにたくさんありますが、私は意外にガイバーあたりがありえるのではないかと睨んでいます。